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バイオ機器分析

概 要
有機化合物の基本的な取り扱い技術からはじまり,生体物質の分離・精製・同定,さらに構造解析するための様々な分析機器について,実際に化合物を用いて分析し技術を修得する。また,分析機器につながるコンピュータ上でのデータ処理,分子モデルシミュレーションに関するソフトウエアについても理解する。
コース内容
1、学 習
- ・有機化合物の取り扱い方
- ・分光学の基礎
- ・赤外線吸収、紫外線吸収スペクトル
- ・核磁気共鳴スペクトル
- ・質量分析法
- ・ガスクロマトグラフィー,
高速液体クロマトグラフィー - ・蛋白質配列,遺伝子配列の解析
2、実 習
・低分子有機化合物の取り扱い技術
・赤外線吸収と紫外線吸収スペクトル装置を利用して,低分子有機化合物を解析する
・核磁気共鳴スペクトル装置を利用して有機化合物の分子構造を解析する
・質量分析装置を利用して蛋白質の分子量を求める
・ガスクロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィーを利用して,化合物を分離する
・プロテインシークエンサーを離床して蛋白質のアミノ酸配列を解析する
・DNAシークエンサーを利用して遺伝子の配列を解析する
・赤外線吸収と紫外線吸収スペクトル装置を利用して,低分子有機化合物を解析する
・核磁気共鳴スペクトル装置を利用して有機化合物の分子構造を解析する
・質量分析装置を利用して蛋白質の分子量を求める
・ガスクロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィーを利用して,化合物を分離する
・プロテインシークエンサーを離床して蛋白質のアミノ酸配列を解析する
・DNAシークエンサーを利用して遺伝子の配列を解析する
実施形態およびスケジュール
学習については,パッケージで指定する書籍および参考文献を用いて行う。学習の結果はセミナー形式で発表し,その後レポート形式でまとめて提出する。実験についてはパッケージで指定する段取りに従って実施する。週に1度の定期報告の他,必要に応じて随時打ち合わせを行う。
コースオプション
実習課題に関しては,実際のテーマに対し個別に相談の上決定する。
履修上のポイント
はじめに,低分子の有機化合物や,蛋白質・遺伝子の基本的な取り扱い技術を修得する。つぎに,ライフサイエンスやバイオテクノロジーの分野で技術・研究の際に実際に使用される高度な分析機器の原理やコンピュータ上での情報処理法について理解を深める。
必要となる基礎能力
本演習には,有機化学あるいは蛋白質化学,分子生物学に関する基礎知識を得ていることが望ましい。
研究テーマとの組合せ事例
下記のような研究テーマとの組み合わせが例として挙げられる。
「種々の有機化合物の分離・分析と同定」
「ターゲット蛋白質の機能と構造の解析」
「酵素の機能と構造の解析」
「ターゲット遺伝子の塩基配列の解析」
「種々の有機化合物の分離・分析と同定」
「ターゲット蛋白質の機能と構造の解析」
「酵素の機能と構造の解析」
「ターゲット遺伝子の塩基配列の解析」
成績評価基準
下記の項目について5段階評価で得点をつける。平均が3.5を上回れば合格とする。
- (1) 分光学の基礎に関する理解度
- (2) 分光スペクトルについての機器分析の利用技術に関する理解度
- (3) クロマトグラフィーに関する理解度
- (4) 最終プレゼンテーションおよびレポート