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九州工業大学 大学院生命体工学研究科 生体機能専攻
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機能性分子の合成と構造解析

プリント  

概 要


生体に関連する各種の機能性分子についての知識およびこれら分子を取り扱う技術の習得を目的とする。生体関連の機能性分子の一種であるオリゴペプチドを例にとり,合成・精製・純度検定,およびその構造の解析について実習し,その技術を習得する。


コース内容


1、学 習


  • ・生体関連の機能性分子の種類
  • ・化合物の精製法
     (ゲル濾過クロマトグラフィー,
     高速液体クロマトグラフィー)
  • ・ペプチドとは
  • ・ペプチドの合成法
  • ・化合物の確認および構造解析
     (核磁気共鳴スペクトル,質量分析法)


2、実 習




実施形態およびスケジュール


まず,書籍および参考文献により基本的な学習を行う。学習の結果はセミナー形式で発表し,その後レポート形式でまとめて提出する。合成および精製の実験については指定されたプロトコルに従って実施する。週に1度の定期報告の他,必要に応じて随時打ち合わせを行う。


コースオプション


合成及び精製の実習に関しては,実際のテーマに対し個別に相談の上決定する。


履修上のポイント


基本的な生体関連の低分子一般に関してまず浅く広く学習する。また合成及び精製の実験をペプチドを題材にして行い,有機合成の基本的な概念および関連する分析機器について修得する。


必要となる基礎能力


本演習には,有機化学,生物化学あるいは生物有機化学に関する基礎知識を得ていることが望ましい。有機溶媒等の基本的な取扱については知っていることが必要である。


研究テーマとの組合せ事例


下記のような研究テーマとの組み合わせが例として挙げられる。
「合成有機化合物の分析と同定」
「天然由来の有機化合物の分析,純度検定および構造解析」


成績評価基準


下記の項目について5段階評価で得点をつける。平均が3.5を上回れば合格とする。
  1. (1) 生体関連の機能性分子(機能性ペプチドを中心とする)の基礎に関する理解度
  2. (2) 有機合成に関する理解度
  3. (3) 化合物の分離及び精製に関する理解度
  4. (4) 最終プレゼンテーションおよびレポート