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ヒト特性計測入門

概 要
ヒトの感覚特性や運動解析結果は、機器設計や操作性評価など様々な場面で利用されている。ただ、その計測方法に関して学ぶ機会は少ない。そこで、本科目では、感覚特性を心理物理学的実験手法により計測すること、および運動解析をおこなうことで、ヒト特性の特徴および個人差や運動の多様性に関して理解を深める。
コース内容
1、学 習
- ・感覚とは何か
- ・運動とは何か
- ・感覚特性計測手法
- ・運動解析手法
2、実 習
- ・感覚特性の計測
- ・運動解析および運動のモデル化
実施形態およびスケジュール
学習については、随時指定する書籍および参考文献を用いて行う。学習の結果はセミナー形式で発表し、その後レポート形式でまとめて提出する。実験についてはパッケージで指定する段取りに従って実施する。週に1度の定期報告の他、必要に応じて随時打ち合わせを行う。
コースオプション
実習課題に関しては、実際のテーマに対し個別に相談の上決定する。
履修上のポイント
感覚特性の計測には、感覚器官の理解、計測機器の原理、計測環境などを適切にコントロールすることが重要である。また、運動解析においては、運動のメカニズム、計測機器の原理、最適な計測環境などをコントロールする必要がある。実習において自らの手で計測することでこれらの点を体感し,テキスト等で学んだ基礎知識との関連性を習得するのがポイントである。
必要となる基礎能力
本演習には、数学の基礎知識を得ていることが望ましい。
成績評価基準
下記の項目について5段階評価で得点をつける。平均が3.5を上回れば合格とする。
- (1) 感覚や運動に関する理解度
- (2) 感覚特性計測手法や運動解析手法に関する理解度
- (3) 最終プレゼンテーションおよびレポート