ENGLISH
九州工業大学 大学院生命体工学研究科 生体機能専攻
■問い合わせ先


TEL
093-695-6239
E-mail
トップページ > 研究マインド強化プログラム > 熱伝導率測定基礎

熱伝導率測定基礎

プリント  

概 要


さまざまな熱伝導率計測法がある中で、薄膜の熱伝導率も測定できる3?法による熱伝導率測定を学ぶ.測定に必要な微小センサーや電子回路を作製するとともに,PCでのデータ取り込みやLabviewを用いたプログラミング,オシロスコープやロックインアンプといった測定機器の使い方を学ぶ。


コース内容


1、学 習


  • ・非定常熱伝導方程式
  • ・周波数解析
  • ・簡単な電子回路の理解
  • ・薄膜技術


2、実 習


・測定サンプル上への絶縁膜の作製とセンサー(金属細線)の作製
・Labviewによるデータ取得用プログラムの作成
・電子回路の製作
・データの取り込み,オシロスコープ,ロックインアンプの使い方
・熱伝導率測定


実施形態およびスケジュール


学習については、パッケージで指定する書籍および参考文献を用いて行う。学習の結果はセミナー形式で発表し、その後レポート形式でまとめて提出する。実験についてはパッケージで指定する段取りに従って実施する。週に1度の定期報告の他、必要に応じて随時打ち合わせを行う。


コースオプション


実習課題に関しては、3?法以外にも学生自身のテーマに即した内容があれば、事前相談によって対応することも可能。


履修上のポイント


計測、制御、解析分野でのプログラミングの煩わしさを解決するためにLabviewを代表とするツールが利用されるようになってきている。本パッケージでは、このようなツールの基礎を学ぶことができる。さらにコンピュータの実習だけでなく、ものづくりの一例として、温度センサ(兼マイクロヒータ)を作製し、薄膜技術の基礎を学ぶことができる。


必要となる基礎能力


本演習には、基礎的な数学と物理に対する知識と、できれば化学の知識も必要である。


研究テーマとの組合せ事例


下記のような研究テーマとの組み合わせが例として挙げられる。
「実時間データ収集装置」
「薄膜の物性測定」
「薄膜を利用したデバイス作製」


成績評価基準


下記の項目について5段階評価で得点をつける。平均が3.5を上回れば合格とする。
  1. (1) 非定常熱伝導に関する理解度
  2. (2) 電子回路に関する理解度
  3. (3) プログラミングに関する理解度
  4. (4) サンプル作製技術に関する理解度
  5. (5) 最終プレゼンテーションおよびレポート