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心理情報システム入門

概 要
人間の心理情報システムは、感覚情報貯蔵(SIS)、短期記憶(STM)、長期記憶(LTM)の三つの記憶要素およびパターン認知とリハーサルの二つの処理要素から成る。これら五つの要素の機能と特性について、過去の実験結果に基づき、情報処理の観点から学ぶ。さらに、自ら被験者となり、心理実験を行うことにより、講義を通して学んだことの理解を深める。
コース内容
1、学 習
- ・感覚情報貯蔵
- ・パターン認知
- ・短期記憶
- ・リハーサル
- ・長期記憶
2、実 習
・Cプログラミング
・視覚情報貯蔵の実験
・短期記憶の実験
・長期記憶の実験
・データ解析
・視覚情報貯蔵の実験
・短期記憶の実験
・長期記憶の実験
・データ解析
実施形態およびスケジュール
学習については、パッケージで指定する書籍および参考文献を用いて行う。学習の結果はセミナー形式で発表し、その後レポート形式でまとめて提出する。実験についてはパッケージで指定する段取りに従って実施する。週に一度の定期報告の他、必要に応じて随時打ち合わせを行う。
コースオプション
実習課題に関しては,実際のテーマに対し個別に相談の上決定する。
履修上のポイント
人間の心は知、情、意、良心の四つの部分から成っている。この中の特に「知」の部分について、コンピュータを参考にしながら、またそれと比較しながら、情報処理の流れに沿って学んでいく。実習では、自分で作ったプログラムにより実験を行い、学習したことを確認する。それと共に、データ解析の手法も学ぶ。
必要となる基礎能力
本演習には、C言語によるプログラミングの基礎知識と数学の基礎知識が必要である。
研究テーマとの組合せ事例
下記のような研究テーマとの組み合わせが例として挙げられる。
「人間親和性の高い制御システム」
「人間親和性の高い福祉機器」
「人間親和性の高いロボットインタフェース」
「ヒューマンエラーの防止」
「人間親和性の高い制御システム」
「人間親和性の高い福祉機器」
「人間親和性の高いロボットインタフェース」
「ヒューマンエラーの防止」
成績評価基準
下記の項目について5段階評価で得点をつける。平均が3.5を上回れば合格とする。
- (1) 感覚情報貯蔵に関する理解度
- (2) 短期記憶に関する理解度
- (3) 長期記憶に関する理解度
- (4) 最終プレゼンテーションおよびレポート