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光と生体

概 要
生体が行う光エネルギー変換機構を学び、変換機構をモデル化することにより、新しい高効率光電変換素子として再構築する。
コース内容
1、学 習
- ・電気化学の基礎
- ・光合成細菌の構造と光―エネルギー変換の仕組み
2、演 習
- ・電気化学実験の基礎
- ・電子物性測定実験の基礎
- ・光電変換素子の作製
- ・光電変換素子の評価
- ・実験結果の考察とまとめ
実施形態およびスケジュール
学習については、書籍および参考文献を用いて行う。学習結果はセミナー形式で発表し、その後レポート形式でまとめて提出する。演習については、週に1回実験を行う。また、その他週に一度1時間程度定期報告をする。セミナー等の指定された時間帯以外は特に拘束時間はない。
コースオプション
興味がある場合には、光−エネルギー変換に関係するナノマテリアル、有機物質の合成を行う。ただし、事前に相談のこと。
履修上のポイント
生体の仕組みを再構築し、新しいデバイスを作り上げる考え方、研究の進め方を教える。生体をモデルにした光電変換素子に関しては、当研究室は世界最高レベルの変換効率を報告しており、その作製、評価技術が本研究室の強みである。実習を通してそれらを学ぶことが履修上のポイントである。
必要となる基礎能力
本パッケージには、博士前期課程1年次に開講される生体有機エレクトロニクス、ソフトデバイス工学を習得している事が望ましい。
研究テーマとの組合せ事例
下記のような研究テーマとの組み合わせが例として挙げられる。
「ナノマテリアル創生と光電変換」
「センサーと光電変換」
「酵素の機能と構造の解析」
「生体計測と光電変換」
「ナノマテリアル創生と光電変換」
「センサーと光電変換」
「酵素の機能と構造の解析」
「生体計測と光電変換」
成績評価基準
下記の項目について5段階評価で得点をつける。平均が3.5を上回れば合格とする。
- (1) 電気化学の基礎を理解していること
- (2) 光合成の分子的仕組みを理解していること
- (3) 電気化学基礎実験ができること
- (4) 電子物性基礎実験ができること
- (5) デバイス作製ができること
- (6) デバイス評価ができること
- (7) レポート作成し、プレゼンテーションを行う事