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バイオプロダクション

概 要
持続可能な社会を構築する基盤技術として、植物起源のバイオマス資源からのエネルギー・工業原料化に関心が高まっている。食品や医薬品などの製造に幅広く利用されてきた微生物による物質生産について、バイオマスの発酵原料化から目的生産物の分離精製まで、講義と実習を通じて理解することを目的とする。
コース内容
1、学 習
- ・発酵原料としてのバイオマス
- ・微生物による物質生産
- ・発酵生産物の分離精製
2、実 習
- ・バイオリアクターによる発酵
- ・生産物の分離精製
- ・生産物の分析
実施形態およびスケジュール
学習については、パッケージで指定する書籍および参考文献を用いて行う。学習の結果はセミナー形式で発表し、その後レポート形式でまとめて提出する。実験についてはパッケージで指定する段取りに従って実施する。週に1度の定期報告の他、必要に応じて随時打ち合わせを行う。
コースオプション
実習および講義の一部は、九州工業大学エコタウン実証研究センターで実施する。
実習課題に関して有機酸発酵またはアルコール発酵を想定しているが、実際のテーマに対し個別に相談の上決定する。
履修上のポイント
微生物による「ものづくり」と、生物由来資源を扱うが故に付随する前/後段処理を体験し、工業生産を実現するための全体最適化について認識することがポイントである。
必要となる基礎能力
本演習には、化学ならびに生物学の基礎知識を得ていることが望ましい。
研究テーマとの組合せ事例
下記のような研究テーマとの組み合わせが例として挙げられる。
「燃料電池」
「環境浄化」
「培養モニタリング・制御」
「燃料電池」
「環境浄化」
「培養モニタリング・制御」
成績評価基準
下記の項目について5段階評価で得点をつける。平均が3.5を上回れば合格とする。
- (1) バイオマスに関する理解度
- (2) 微生物による物質生産に関する理解度
- (3) 発酵生産物の分離精製に関する理解度
- (4) 最終プレゼンテーションおよびレポート