合金めっきによる触媒電極の開発
二酸化炭素の電解還元生成物は、金属種によって大きく3種類に分けらます。2電子還元生成物である一酸化炭素は、Au, Ag, Znなどが主に知られており、同じく2電子還元生成物のギ酸は、Sn, Pb, Biなどが報告されています。多電子還元生成物である炭化水素類(CH4, C2H4, CH3OHなど)はCuを主体とした金属でのみ、多く報告があります。当研究室では、異種金属からなる触媒電極に関する研究を行っており、生成物選択性を変化させることに成功しています。合金めっきにより二酸化炭素を効率的に電解還元することのできる触媒電極の開発、およびその反応メカニズムを明らかにすることへ貢献します。二酸化炭素の電解還元効率の高い触媒電極の開発が成功し、計算化学による反応メカニズムが解明されれば、更に効率の良い触媒電極の開発指針となりフィードバックすることができます。

陽極酸化による触媒電極の開発
二酸化炭素の電解還元について、金属触媒電極を構成する金属種だけでなく、表面形状や結晶面も触媒性には重要です。当研究室では陽極酸化の技術を使って表面形状や結晶面を制御して触媒開発を行っています。
