生体機能工学入門

学習目標

細胞の活動は，連続する化学反応により維持されている。細胞外では一瞬のうちに爆発的に進む燃焼反応も，細胞ではこれをゆっくりと進行させることでエネルギーを獲得できるよう工夫されている。本講の目標はこうした細胞の巧妙な反応装置の構造や仕組みを理解することである。

授業概要

授業題目

　１．　生命活動の分子論：分子機械，筋収縮
　２．　細胞の統一性：細胞の基本構造，オルガネラ
　３．　細胞の多様性：分化，組織
　４．　細胞の化学成分Ⅰ：水素結合，疎水結合，イオン結合
　５．　細胞の化学成分Ⅱ：糖，脂肪酸，アミノ酸，ヌクレオチド
　６．　蛋白質の構造：アミノ酸配列，コンフォメーション
　７．　蛋白質の機能：酵素反応，ミカエリスメンテンの式
　８．　遺伝子の構造と機能Ⅰ：ＤＮＡ，ＲＮＡ，複製
　９．　遺伝子の構造と機能Ⅱ：転写，スプライシング，翻訳
１０．　物質輸送：チャネル，トランスポータ
１１．　エネルギー代謝：解糖，ミトコンドリア，呼吸
１２．　情報伝達Ⅰ：神経，活動電位，シナプス
１３．　情報伝達Ⅱ：ホルモン，セカンドメッセンジャー
１４．　細胞内膜系：核膜，小胞体，ゴルジ体，リソゾーム
１５．　細胞骨格：アクチン，微小管，モーター蛋白質

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