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九州工業大学 大学院生命体工学研究科 生体機能専攻
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有機エレクトロニクス

プリント  

概 要


π電子を持つ有機材料は、半導体と同じ機能を持つことから、トランジスタ、太陽電池および発光デバイスとして研究され、実用化が進んでいる。これまで、多く使われてきたシリコン半導体では実現できなかった印刷や塗布によって薄膜のフレキシデバイスが低コストで作成できることから、省エネルギーデバイスとして注目されている。このプログラムでは、有機材料を用いた電子デバイスについて電子物性を理解し、実習としてトランジスタを作成し、その原理と作成技術を学ぶ。


コース内容


1、学 習




2、実 習




実施形態およびスケジュール


学習については、書籍および参考文献を用いて行う。学習結果はセミナー形式で発表し、その後レポート形式でまとめて提出する。週に1回程度の実験演習を行う。また、その他、2−3度に分けて、1時間程度定、進捗状況をする。実習・実験およびセミナー等の指定された時間以外は特に拘束時間はない。


コースオプション


なし。


履修上のポイント


有機デバイスは、シリコンのプロセスなどの無機半導体に比べて、簡単な設備で容易にできることを理解し、環境やエネルギー問題を考える上で、有効であることを教授するのがポイント。特に、機能性有機材料について機械的性質、電気物性、光学的性質などの特徴について理解を深める。また、有機エレクトロニクスデバイスについて、構造と働き、材料の取り扱いなど、実験の進め方を教える。


必要となる基礎能力


本パッケージには、博士前期課程1年次に開講されるソフトデバイス工学、生体有機エレクトロニクスを習得している事が望ましい。


研究テーマとの組合せ事例


下記のような研究テーマとの組み合わせが例として挙げられる。
「光電変換素子と有機エレクトロニクス」
「センサーと有機エレクトロニクス」
「ポリマーデバイスと有機エレクトロニクス」


成績評価基準


下記の項目について5段階評価で得点をつける。平均が3.5を上回れば合格とする。
  1. (1) 半導体工学を理解していること
  2. (2) トランジスタの原理を理解していること
  3. (3) 化学薬品の使い方を理解していること
  4. (4) 光と有機材料の相互作用について理解していること
  5. (5) 半導体デバイスの作製ができること
  6. (6) 半導体デバイスの評価ができること
  7. (7) レポート作成し、プレゼンテーションを行う事