第3期の紹介
研究課題1
研究課題2
トピックス
第2期の紹介
研究題目 2 「溶接シミュレーションによる溶接条件の最適化に関する研究」

1. 研究目的
 プラントの圧力設備のような溶接構造物は,時間の経過とともに耐用年数に近づき,更新や修復の時期を迎えている.このような溶接構造物は経済的な理由により延命化が求められ,より正確な余寿命予測や補修法案を策定するためのデータが必要になっている.本研究では,溶接によって生じる熱,変形および残留応力を熱弾塑性解析によって定量化し,溶接シミュレーション技術を確立することで溶接の見える化を行い,その技術を幅広い分野に適用して,溶接構造物の新設,更新および修復に役立てることを目的とする.

2. 研究課題
 熱弾塑性解析では,溶接条件に対する溶融池の形状が既知でなければ解析を行うことができないため,解析する際にはその都度,溶融池の形状を計測する必要がある.また,多層溶接における溶接熱影響部の熱履歴を体系的に整理したものがないため,Cr炭化物やσ相が析出する範囲を予測することが難しい.さらに,溶接構造物を製造するにあたって,構造物を寸法公差内にするために溶接変形を小さくする必要があるが,複雑な形状のものは変形予測が困難なため,溶接順序や組立順序の最適化は容易ではない.