HOME > 実験室の様子

反応化学実験室

反応化学実験室では、試料調製や材料、デバイス作製を行なっています。

Radical Vapor Reactorは春山研究室で開発し、市販化した活性酸素種生成・暴露装置です。

  • Radical Vapor Reactor

様々な化学反応や材料の発する光を、暗中実験台の中に挿入した光ファイバーで取得し、 それを紫外可視分光光度計で分析します。

    光ファイバー紫外可視分光光度計と暗中実験台

    大気中には酸素が約21%含まれており、それが様々な化学反応や材料等調製を邪魔することがあります。そのような場合には、高純度不活性ガス(窒素、アルゴンなど)を充填したこのグローブボックス内で 実験・調製を行うことによって、酸素影響を排除することができます。 当室には「窒素濃縮装置」も完備しており、大気中に約78%含まれている窒素を、99.99%まで 濃縮した高純度窒素を連続供給できる配管設備と接続されています。

    • グローブボックス(嫌気実験用)
界面機能工学分析機器室1

溶液と気体の界面に分子層を形成させ、界面分子層としての特性を評価する装置です。本研究室では、独自に構築した様々な分子により界面分子層を形成させ、その特性を解析することにより、界面機能の創成を目指しています。

  • 気液界面分子評価システム

超精密天秤はガラス製風ぼうを備えており、内蔵分銅を用いた全自動調整(校正及び直線性補正)機能があります。極めて高い解析能力によって、0.1μgまでの評量が可能です。

  • 超精密天秤

原子間力顕微鏡(AFM)は、測定する試料と探針との間に生じる原子間力を検出し画像としてイメージングする装置です。試料の表面構造を高分解能で解析することができ、同時に電気化学測定を行うことが出来ます。

  • 原子間力顕微鏡(電気化学AFM)

KSV CAM200は表面・界面張力、静的・動的接触角、表面自由エネルギーの測定を目的とする装置です。ビデオベースのコンピュータ制御、ユーザープログラム可能の表面張力/接触角計です。これを用い、本研究室で構築した新規タンパク質の界面における挙動を評価しています。

CCD Fire Wire カメラ、サンプルステージ、LED光源から構成されます。画像・動画解析により、表面張力等を算出します。

  • 電気化学測定システム
界面機能工学分析機器室2

  • イオンクロマトグラフィー
  • GC-BID

自ら設計した図面の三次元CADデーターで、立体造形が可能な3Dプリンターです。様々な特殊レジンを使用できるので、化学反応を行う反応器を設計し、その図面を数時間で3D造形することが出来ます。

  • 3Dプリンター
界面機能工学分析機器室3

UPLC(Ultra Performance liquid Chromatography)はUPLC用に開発された耐圧性の高い充填剤を使用することで従来のHPLCシステムでは到達できない高速、超高分離能を有しています。

  • UPLCシステム
  • UPLC装置 サンプルマネージャー
  • サンプルプレート

AKTA purifier は高精度な流速コントロール、高いシステム耐圧を有しており、高い分離能を発揮する生体分子の精製に特化したクロマトグラフィーシステムです。これを用い、本研究室で発現した特殊なタンパク質の高効率な精製を行っています。

  • クロマトグラフィーシステム
  • フラクションコレクター
  • システム制御はコンピューターで行います。
  • GCMS
  • ペプチド自動合成器
  • 赤外分光光度計
  • 電子スピン共鳴分光(ESR)装置
分子生物化学実験室

各種微生物の培養と遺伝子工学的手法による遺伝子組み換えタンパク質の発現、精製を行なっています。さらに作製した機能性タンパク質を用いた、独自のバイオチップ作製原理に関する研究、新規センシング技術の開発等を行なっています。

  • タンパク質発現用の微生物培養
  • 機能性タンパク質発現用菌体の播種
  • 電気泳動によるタンパク質発現の確認